特殊部隊式呼吸法「タクティカルブリージング」を実践してみた感想
まだ何か書きたい気持ちがなくならないのでもう一記事書く。
みなさんは「タクティカルブリージング」をご存知だろうか。
アメリカ海軍の特殊部隊Navy SEALsで採用されている呼吸法である。
彼らは特殊部隊なので過酷な任務に就く。いくら心と体を鍛えた特殊部隊員と言っても高ストレス化で適切に仕事をこなすのは困難で、極度の緊張や恐怖・不安で体が思うように動けなかったり精神的に追い詰められてしまうことがある。
そんなときにこのタクティカルブリージングを行うことで気持ちを鎮めて、冷静にやるべきことに集中できるそうだ。
やり方は簡単で、
①4秒間息を吸う
②4秒間息を止める
③4秒間息を吐く
④4秒間息を止める
⑤繰り返す
だけである。
口でするのか鼻でするのかはネット上の記事によって違いがあるようだが、私が最初に見た記事では特に記載はなかったし、あんまり意識しなくていいと思う。
私はアレルギー性鼻炎で鼻が詰まっていることが多いので、基本は口で、鼻が通っているときは鼻でやっている。
また鼻で吸って口で吐いてみたり、その逆をやってみたりもしている。
基本どれでやっても効果は変わらない(私は)。好きなようにやればいいと思う。
また時間も2分間という話があるが、私は気にせずに短くてもやっている。
では、実際にこの特殊部隊式呼吸法でどんな効果が得られたかと言うと、
結構気持ちが落ち着くし冷静になる。
タクティカルブリージングをやったからと言って心が完全に穏やかになるわけではなく、焦りや不安・恐怖、ストレスなどが消え去るわけじゃない。
でもそれに囚われて思考が止まったり行動できなくなるといったことが減らせる感じがした。
理性を取り戻す作用があるようで客観的な視点で自分を見て感情に流されることが減る感覚を味わったし、それによって目の前の「今やるべきこと」だけに集中して、マイナス感情は間違いなくあるものの体はちゃんと動くような状態になった。
私は最初にやったときはただの深呼吸と変わらない感覚だったが数日に渡って何度か繰り返しているうちにそんな効果を感じるようになった。
こうして書いていると劇的な効果があるように感じるだろうが、何度も言うようにこれで完全に心からストレスが吹き飛ぶわけではない。
ただ明らかにやらないよりは冷静さを取り戻せる。
実際今日も(Twitterを見ている人はわかるように)かなり精神的に疲弊していて、感情的になっていた。
でもタクティカルブリージングを随所に取り入れることで「どこか客観的に見れている自分」がいたので自分を見失うことなくやってこれたと思う。
そんなわけで、この記事を読んでいる人(そこそこ読んでくれているようなので)の役に立てばいいと思って紹介した。
ではまた。